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画像の個体群は西日本(近畿)産のヒキガエル
主に大阪南部にて採集した個体になります。

 

■和 名:ニホンヒキガエル
■学 名:Bufo japonicus japonicus
■英 名:Japanese toad
■別 名:ガマガエル(蟇/蟾蜍)
■原産地:日本
■採集地:大阪
■最大全長:17.5cm程度
■寿命:15程度(最長36年)

尚、日本には亜熱帯域原産の外来種とされる
小笠原諸島などに分布するオオヒキガエル
(Bufo marinus/Rhinella marina)を含め
本土種として代表的なニホンヒキガエル
(Bufo japonicus japonicus)
中部:山地渓流に生息するナガレヒキガエル
(Bufo torrenticola)
沖縄県宮古島固有のミヤコヒキガエル
(Bufo gargarizans miyakonis)

※ミヤコヒキガエルは大東諸島にも生息
アジアヒキガエル(Bufo gargarizans)の亜種

この4種類のヒキガエルがいますが
一般的に本州で見られるニホンヒキガエルは
2つの亜種に分けられており、北海道を除く
東日本ではアズマヒキガエルB.j.formosus
西日本ではニホンヒキガエルB.j.japonicus
となっている。

オオヒキガエル(B.marinus)に関しては
サトウキビの害虫駆除の目的で
台湾から南大東島に移入させた事により定着
分布域を広げながら帰化してしまった事で
生態系への影響が懸念されるという理由から
現在は特定外来生物に指定され
飼育、保管、運搬なども禁じられています。

 


★ヒキガエルの持つ「毒」について…

ヒキガエルの毒は耳(鼓膜)付近の「耳腺」と
呼ばれる器官から分泌されます。
乳白色の汗のような状態で滲み出てきますが
ブフォトキシンという神経毒の一種であり
皮膚に付着すると炎症を起こしたり
誤って口に入ってしまうと嘔吐や下痢
幻覚や心臓発作などの循環器系に障害が生じ
最悪の場合は死に至る猛毒ですが
人間がヒキガエルの毒を人間の致死量分を
経口摂取する可能性は極めて低く

本来は動きの鈍いヒキガエル達が
自分の身を守る為に身に付けた毒ですので
危険を感じた際などに分泌されるだけで
常に付着しているものではありませんので
ご安心ください。

尚、触れる際は手洗いを忘れずに。
ヒキガエル達が身に危険を感じるような
そんな飼い方だけはしないようにご注意を。

★ヒキガエルの病気「赤足病」について…

赤足病「レッドレッグ症候群」
(Red Leg Disease) 細菌性皮膚敗血症
赤足病の原因はエロモナス・ヒドロフィラ
(Aeromonas hydrophila)による感染が有名

※エロモナス属、シュードモナス属
フラボバクテリウム属などの細菌が感染

自然下の個体に見られる病気ではなく
飼育環境が不衛生な場合などに発症する為
飼育中の飼育トラブルのひとつとして
両生類の病気の中ではポピュラーと言える
疾患、具体的な症状や経過としては

手足や腿、腹部や喉元が赤くなり
皮膚の充血や血管の膨張などの兆候が現れ
悪化する事で潰瘍となり皮膚がただれ出血
患部が壊死する事で皮膚や肉がはがれたり
足裏から骨が剥き出しになるなどし
外傷的なダメージからなのか給餌量も減り
最悪の場合は死に至る病気である。

この病気に関しては、進行速度も早い為
早期発見と早期治療が絶対的に必要ですが
自社では感染した個体のみを群れから隔離
メチレンブルーを使った薬浴で細菌の増殖
を抑える手法で最悪の事態は大幅に軽減
採集直後の輸送搬送によるストレスなど
まだ発症していない個体群に対しても
少量のメチレンブルーを薄めて使う事で
細菌感染の広がりも感じられなくなり
多頭飼育でのリスクも軽減されています。

★ヒキガエルの魅力について…

あえて飼育方法や餌などについては触れず
ヒキガエルの毒や病気について書きました
一般的な飼育方法などに関しては
多くの愛好者の方々がおられますので
そちらのページなどをご参考にされ
ご自身の飼育環境を整えてあげて下さい。

上手に飼育してあげれば非常に長生きする
とても表情の感じられる生き物です。
飼育はそれほど難しくはありませんので
機会があれば是非!?挑戦してみて下さい。

 


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