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モズという鳥は生け垣などの尖った小枝や
枝木の隙間、有刺鉄線のトゲなどを利用し
バッタやカエルなどの獲物達を串ざしにする
変わった習性がある事で知られています。

 

 

日本ではこれを鵙の早贄や百舌の早贄と書き
「モズのはやにえ」と呼んでいる。
生贄のように吊るされる亡骸の不気味さゆえ
江戸時代には「モズが鳴く夜は死人が出る」
と信じられ、凶鳥として扱われてきました。
又、ドイツではモズの事を「絞め殺す天使」
イギリスでは「屠殺人の鳥」などと呼ばれ
この習性のお陰でどの国でも散々なイメージ

そんな凶鳥イメージのモズですが、昔の人は
本能的に雪に隠れない高さに早贄があるとし
吊るされる位置が低ければその年の積雪量が
少ないと、カマキリの産みつける卵塊同様に
その年の積雪量を占っていたというのだから
モズを信用してるんだか信用してないんだか
なんとも微妙なお話なのである。

捕獲した獲物を尖った枝などに突き刺す…。
なんとも狂気じみた行為にも思えるが

この行動には諸説があり、何の為に行うのか
実際のところは解明されていないようですが
自分の縄張りを他の鳥に誇示する為の行為や
冬を越すための食糧管理の為の行為だとか
いずれも憶測の域を脱しないのが残念だが
捕食された形跡も無く吊るされた亡骸も多く
餌付けされた個体でもはやにえを行う事から
本能的な要素が強いと考えられている。

又、肉食傾向が強い鳥の為、猛禽類のように
上顎の形状は下方に曲がり嘴縁突起まである
のだが、肉食のタカやフクロウ達のように
獲物を掴むだけの脚や爪は発達していない為
脚で抑えた状態で獲物を引き裂く事が出来ず
モズなりに考えた生活の知恵なのであれば
動物って凄いよね!!

で片付く話だと自分は思うのだが(笑

 

 

■和名:モズ (百舌/百舌鳥/鵙)
■学名:Lanius bucephalus
■英名:Bull-headed shrike
■分布:日本 中国東部から南部
朝鮮半島 ロシア南東部
■環境:日本では全国の平地から森林
農耕地、河畔林などに生息して繁殖
■体長:全長約20cm程度
■食性:動物食(昆虫 甲殻類 爬虫類 哺乳類)
※あんまり良いイメージの少ない鳥ですが
なんと大阪府の府の鳥として認定されており
堺市の市の鳥さんにも指定されている。

 


尚、画像にある「はやにえ」らしき亡骸達は
大阪府の北部で昨日撮影されたものですが
串刺しにされた状態の亡骸数が非常に多く
低位置である事からモズの仕業ではなく
まだ命を理解していない小さな子供の仕業か
理解した上で行われている鬼畜行為なのか…

はっきりとした事は言い切れませんが
世知辛い世の中なんだとは思いたくないので
ま、モズの早贄であって欲しいと願いつつ
そのへんの事に関してはご了承下さいまし。