BLOG & NEWS

業として命を預かる者の責任

0

生きもの達の「生と死」に向き合い
動物の命について考える事が飼育者であり
生きもの達の死と向き合うことで後悔し
愛情を注いだ分だけ悲しみや後悔を纏う。

悔まれる気持ちを様々な学びに変え
その死に疑問を感じ
気になることを調べ始める

何が足りなかったのかが気になり栄養学を
何かしてやれなかったのかで獣医学を
自身のスキルを疑い飼育書を読み返す…

次に生かす為、次に後悔しない為
生きもの達を無駄死にさせない為の勉強

その勉強を苦に感じるのか?
それを必要だと思わないのか?

命を預かる責任すら感じず
命の尊さすらにも気付けない
生きものの死に無頓着な者が増えている。

プロ意識や飼育スキル以前の問題

動物業界以外では通用するのか知らないが
生きものの命を預かる立場である以上
生きものの死に無頓着な者は
動物業界では不適合者でしかないはず。

不注意でモノを壊すのと
管理ミスで生きものを殺すのは意味が違う

失敗の原因を「意識の弱さ」にすり替え
なぜ失敗してしまったのか原因追究をせず
「意識が足りませんでした」と片付ける。

失敗の全てを意識の問題にしてしまうと
常に意識を集中し続けなくてはならず
結局意識が消耗し 同じ失敗を繰り返し
いずれ「自分はダメな人間なんだ」と諦め
何をするにも自信がなくなるという悪循環
負の連鎖が始まる。

何について書いたのか
どこに向けて書いたのか
ただの愚痴なのかも知れませんが

書いてる本人がわからなくなってきたので
今日はこのへんで(笑

…to be continued

 

サソリで作れる蛍光塗料!?

0

■サソリの寿命について…

タランチュラでは大抵どの種もメスであれば
10年以上という寿命を持ち、成体からでも
比較的長生きする事が知られていますが
サソリに関しては幼体から育てた場合でも
2年~10年ほどの寿命である場合の種が多く
多くの種は成体で何年も生きられる事はなく
フルアダルトなどの成体で購入し数ヶ月後に
原因不明で死亡という場合の多くの要因には
この寿命の短さが原因のひとつと考えられる
一般的なダイオウサソリの場合で
成体になるまでに約3年、寿命で約10年
成体になってからは外見で年齢的なものを
判断する術は無い為、より大きい個体などを
選んでしまうと残された余命は短く
ワイルドの持ち腹個体のメスだった場合は
この時点で性成熟までの3年程度の期間と
約10ヶ月程度の妊娠期間がプラスされるので
確実に4年程は生きている事になるのである。

だが、より大きなカッコイイ個体が欲しい。
繁殖を狙えるような持ち腹個体を選びたいと
店頭などで選ぶ際に考える者も少なくはなく
その時点から?この寿命による問題に
知らぬ間に翻弄させられてしまうので注意

尚、サソリが短命だというお話ではなく
サソリの生涯寿命から考えると
国内に入荷する個体群は成体サイズが多く
本当の寿命が読めないよね。ってお話。
ま、サソリに限らずワイルド便で入荷する
多くの生き物に言える事ではありますが。

 


■和名:ダイオウサソリ
■学名:Pandinus imperator
■英名:Emperor scorpion
■分布:アフリカ大陸中西部

■サソリの発光(蛍光)現象について…

サソリにブラックライト(紫外線ライト)を
照射すると外骨格が青白く発光するが
サソリであればどの種も発光する訳でなく
一部には発光しない種も存在する。
サソリの発光現象については諸説があるが
何の目的のために光るのか本当のところは
未だ解明されていない。

産まれたてのベビーは外骨格の問題なのか
脱皮を繰り返さないと発光しない。
脱皮の回数を重ねる事で蛍光性が強くなる
ゆえに脱皮直後の外骨格が固まっていない
段階では発光せず、時間経過と共に発光し
何故か脱皮した脱皮殻も発光する。

サソリの外骨格にあるヒアリン層には
β・カルボリンという化学物質が含まれ
この化学物質が紫外線に当たって反応し
青白く発光しているという。

ちなみに?標本作成時、油抜き処理の為に
亡骸をアセトンに漬けていた際
翌朝にはアセトン全体が神々しく発光し
不思議な液体になっていました。
次にやる時は不思議な液体が何日光るか?
色々と実験してみたいと思います。

 

 

ヒキガエルでフロッグクワイア!?

0

画像の個体群は西日本(近畿)産のヒキガエル
主に大阪南部にて採集した個体になります。

 

■和 名:ニホンヒキガエル
■学 名:Bufo japonicus japonicus
■英 名:Japanese toad
■別 名:ガマガエル(蟇/蟾蜍)
■原産地:日本
■採集地:大阪
■最大全長:17.5cm程度
■寿命:15程度(最長36年)

尚、日本には亜熱帯域原産の外来種とされる
小笠原諸島などに分布するオオヒキガエル
(Bufo marinus/Rhinella marina)を含め
本土種として代表的なニホンヒキガエル
(Bufo japonicus japonicus)
中部:山地渓流に生息するナガレヒキガエル
(Bufo torrenticola)
沖縄県宮古島固有のミヤコヒキガエル
(Bufo gargarizans miyakonis)

※ミヤコヒキガエルは大東諸島にも生息
アジアヒキガエル(Bufo gargarizans)の亜種

この4種類のヒキガエルがいますが
一般的に本州で見られるニホンヒキガエルは
2つの亜種に分けられており、北海道を除く
東日本ではアズマヒキガエルB.j.formosus
西日本ではニホンヒキガエルB.j.japonicus
となっている。

オオヒキガエル(B.marinus)に関しては
サトウキビの害虫駆除の目的で
台湾から南大東島に移入させた事により定着
分布域を広げながら帰化してしまった事で
生態系への影響が懸念されるという理由から
現在は特定外来生物に指定され
飼育、保管、運搬なども禁じられています。

 


★ヒキガエルの持つ「毒」について…

ヒキガエルの毒は耳(鼓膜)付近の「耳腺」と
呼ばれる器官から分泌されます。
乳白色の汗のような状態で滲み出てきますが
ブフォトキシンという神経毒の一種であり
皮膚に付着すると炎症を起こしたり
誤って口に入ってしまうと嘔吐や下痢
幻覚や心臓発作などの循環器系に障害が生じ
最悪の場合は死に至る猛毒ですが
人間がヒキガエルの毒を人間の致死量分を
経口摂取する可能性は極めて低く

本来は動きの鈍いヒキガエル達が
自分の身を守る為に身に付けた毒ですので
危険を感じた際などに分泌されるだけで
常に付着しているものではありませんので
ご安心ください。

尚、触れる際は手洗いを忘れずに。
ヒキガエル達が身に危険を感じるような
そんな飼い方だけはしないようにご注意を。

★ヒキガエルの病気「赤足病」について…

赤足病「レッドレッグ症候群」
(Red Leg Disease) 細菌性皮膚敗血症
赤足病の原因はエロモナス・ヒドロフィラ
(Aeromonas hydrophila)による感染が有名

※エロモナス属、シュードモナス属
フラボバクテリウム属などの細菌が感染

自然下の個体に見られる病気ではなく
飼育環境が不衛生な場合などに発症する為
飼育中の飼育トラブルのひとつとして
両生類の病気の中ではポピュラーと言える
疾患、具体的な症状や経過としては

手足や腿、腹部や喉元が赤くなり
皮膚の充血や血管の膨張などの兆候が現れ
悪化する事で潰瘍となり皮膚がただれ出血
患部が壊死する事で皮膚や肉がはがれたり
足裏から骨が剥き出しになるなどし
外傷的なダメージからなのか給餌量も減り
最悪の場合は死に至る病気である。

この病気に関しては、進行速度も早い為
早期発見と早期治療が絶対的に必要ですが
自社では感染した個体のみを群れから隔離
メチレンブルーを使った薬浴で細菌の増殖
を抑える手法で最悪の事態は大幅に軽減
採集直後の輸送搬送によるストレスなど
まだ発症していない個体群に対しても
少量のメチレンブルーを薄めて使う事で
細菌感染の広がりも感じられなくなり
多頭飼育でのリスクも軽減されています。

★ヒキガエルの魅力について…

あえて飼育方法や餌などについては触れず
ヒキガエルの毒や病気について書きました
一般的な飼育方法などに関しては
多くの愛好者の方々がおられますので
そちらのページなどをご参考にされ
ご自身の飼育環境を整えてあげて下さい。

上手に飼育してあげれば非常に長生きする
とても表情の感じられる生き物です。
飼育はそれほど難しくはありませんので
機会があれば是非!?挑戦してみて下さい。

 


http://sf-japan.ocnk.net/product-list/4