このページでは、昆虫や爬虫類、又、両生類と呼ばれる種の中で“毒”という
ある意味?変わったアイテムを持つ、それぞれの生き物達について考えて見たいと思います。

又、“毒”を持つ、本当の意味や、人間に与えるダメージの大きさ
私たちの知らない、彼らの本当の怖さ?本当の強さを知って頂く為にも・・・

注意:生き物達が持つ、彼らの生きる為の道具である “毒” を、人間のエゴや悪意の為に
利用しようとする方は、ココを御覧になられる前に立ち去られる事を望みます。

学名:Latrodectus hasseltii Thorell
( Red back spider )

和名:
セアカゴケグモ
分布:
オーストラリア
アラビア、インド
ビルマ、インドネシア
ミクロネシア
、ポリネシア
ニュージーランド

真正クモ目・クモ亜目・ヒメグモ科の
ゴケグモ
Latrodectus 属である
ゴケグモ属の各種は性的二型を示す傾向が
強く、著しくオスが小さい場合が多い
(撮影個体はメス)
メスの体長が約10〜15mmに対し
オスは約3mmである
メスは球状の腹部に,細長い脚を持ち
成体では腹部、背面に赤またはオレンジ色か
黄色の斑紋があり
腹面には砂時計型の斑紋を持つ
背面部の斑紋には
色、形ともに個体変異
地域変異が見られる個体が多い。


1995年9月頃,大阪南部、堺市などでの多数の個体が発見され、一時期、マスコミなどのお陰で?
大騒ぎとなり、O−157に続いて?またしても?不名誉な知名度向上が囁かれたのが
この
“セアカゴケグモ”という珍客の出現によるものである事は?
皆さんもすでにご存知のとおりである。
気持ち的には?セアカゴケグモのその後・・・というような?サブタイトルでも付けたいところですが
とりあえず?自粛して、生態や繁殖能力について少し・・・
元々、セアカゴケグモは、オーストラリアなどでは有毒種として一般に知られており治療用の抗血清も
製造されているほど、日本でいうマムシやスズメバチぐらい?
“毒キャラ”としてメジャーな存在なのである。

通常、セアカゴケグモは夏に成熟、交尾、産卵を始めると言われている。
幼体は、小さな不規則な綱を作り、虫を捕獲、捕食し成長する。この幼体は翌年の夏までに
成熟するというライフサイクルから考えると、普通、クモが成熟に要する期間や脱皮回数は
餌量や気候によって異なるという事を考慮しても、ほぼ1年での周期と
越冬に耐えうるだけの体力があるという事からも
必然的に大量発生の構図が出来上がっていると言える。



 大阪での野外調査、採集されたセアカゴケグモ腹部の斑紋の変異
卵、及び、成虫の採集比率、越冬能力の有無などによるデータから、原産国の割り出しが行われ
オーストラリアのキャンベラ付近の本種が羊毛運搬のコンテナによって上陸したのでは?と推測され
近隣の沿岸地域から陸送で大阪南部方面へと運ばれたものではないか?とも言われており
今後も陸送などの理由で本種が全国へ分散する可能性も否定できない。


蜘蛛( タランチュラなど )は獲物を捕えたり、外敵から、自分自身の身を守る場合などに
“咬む”という行動をとる。
殆どの蜘蛛( タランチュラなど )には毒腺があり、牙の先端部分にある開口部より
中性かアルカリ性?蜘蛛の種類によっては酸性と言われる“毒液”を注入する。
この場合、有毒種の毒を作用別に大きく別けると、“神経毒”と“組織毒”壊死毒と言われるものに
分けられる、神経毒は、ゴケグモ類、組織毒はイトグモ類の毒に代表され、どちらも?
毒の主成分は淡白質である。
肝心の
セアカゴケグモの場合、世間で話題になったほど?毒量は多くなく
 “人が死ぬ” というのは稀だが安易に、安心できるほど?皆無という訳ではなく
セアカゴケグモによる死亡例は、1956年以前のデータで、オーストラリアにて12人というのが
確認されている。
しかし、大抵の場合が、咬まれると嘔吐、発汗を生じるが、数日間で回復すると言われている。
だが?やはり? “あぶない奴” である・・・


ココで “セアカゴケグモ” ばかりが?悪者呼ばわりされるのも可愛そうなので・・・
こんな?恐ろしい毒を持った“蜘蛛”もいますよ、という事で?
“世界の毒蜘蛛ベスト3”というのを御紹介させて頂きます。


No,1 : クロドクシボグモ (Phoneutria nigriventer)


栄光の?第1位!体長8cm!マウスを使った実験によると、この蜘蛛の毒0.01mgで体重20gの
マウスを死亡させる事ができると言われ、推測でも、0.1mg以下の毒で
充分に人間の致死量に達するほどの猛毒を持っているようです。
1匹当たりが持つ?毒量は最大約8mgあるらしく、単純に1匹の毒で
80人の大人を殺せてしまうらしい、、、。
だが、有り難い事に?この蜘蛛が棲む南米には、すでに血清があり
現在では、死者はほとんど出ないそうです。

No,2 : シドニージョウゴグモ (Atrax robustus)

オーストラリアに分布、体長2cm程の蜘蛛、毒は強い酸性で、噛まれると強烈な痛みがあり
毒に含まれている酵素のひとつが、患部より細胞の間の組織を破壊し、毒の侵入を早めるらしく
嘔吐、筋肉麻痺、呼吸困難などを起こさせ、被害者も多かったようだが
現在は現地での研究が進み血清があるようです。

No,3 : クロゴケグモ (Latrodectus mactans)

マニア間では?ブラックウィドーという愛称で呼ばれるこの蜘蛛は、中・南米に分布する
体長わずか1cm程の小さな黒い蜘蛛。見掛けによらず?強力な神経毒を持ち
身体の大きさから考えると?
毒蜘蛛ベスト3の中で最強の毒を持っている
と言えるほどのツワモノなのである。
被害例は、1959年から1973年までの間に1700例以上の事故が発生
そのうち55人もの方が亡くなられているそうです。
血清はあるらしいが・・・
クロゴケグモ、毒の即効性が強力すぎるのだろうか?

まぁ?何にせよ、それぞれの血清が日本にあるのか?と、心配なところだが
一応?3種とも、現段階で、たぶん?日本にはいないのでご安心を・・・
“ がっ!” ここまで読んで?気づいている人が何人いるだろうか?
“世界の毒蜘蛛ベスト3”に入る蜘蛛、クロゴケグモ
何時の日か?日本の在来種になろうと勢力を広げつつある?
“ セアカゴケグモ ”が、同じ? “ 属 ” であり
Latrodectus 属である事を?
そして、何故?オーストラリアの
“ セアカゴケグモ ”
何故?遠く離れた、日本の地に・・・

間違っても?ブラックウィドーの日本侵略は?
お許し願いたいものである、、、。




次の獲物は?あなたかも・・・





続は?爬虫類系の“毒”にしますね。




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