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動物たちの健康維持に役立てたい食べ物~ドライフルーツ編「スイカ」~

動物たちの健康維持に役立てたい食べ物~ドライフルーツ編~
第6弾は「スイカ」
日本で夏のフルーツと言えば真っ先に浮かんでくるスイカ。
そんなスイカが持つチカラをご紹介!

スイカの基本データ

・ウリ科スイカ属。
・スイカの種類や栽培方法によって差はあるが5~8月が旬。
・世界中で栽培されており、「大玉」や「小玉」、「真ん丸型」と「楕円型」、「赤い果肉」と「黄色い果肉」など様々なタイプのスイカがある。
分類的には野菜。ただ、一般的には果物として扱われているため「果実的野菜」と呼ばれる。

ドライスイカに含まれる成分は?

ドライスイカには

スイカから発見された遊離アミノ酸と呼ばれるアミノ酸の一種で、血管の拡張作用を持つ一酸化窒素を生成し、血流をよくする作用があります。

βカロテンは赤・黄色・オレンジの野菜や果物の色素成分・カロテノイドの一種で抗酸化作用があるほか、体内でビタミンAに変換され作用。ビタミンAの取りすぎは過剰症の心配があるがβカロテンは必要に応じてビタミンAに変換されるため過剰症の心配が少なくなります。

リコピンも赤・黄色・オレンジの野菜や果物の色素成分・カロテノイドの一種でβカロテンの2倍、ビタミンEの100倍ともいわれる強い抗酸化作用が特徴。

などの成分が含まれています。
特にシトルリンは皮や皮の近くに多く含まれています。

期待できる効果

ドライスイカに含まれる成分によって期待できる効果とは?

老化防止

βカロテン・リコピンが持つ高い抗酸化作用により、老化の原因にもなるといわれている活性酸素の増えすぎを抑えることで老化の予防になり、シトルリンの持つ血流を良くする効果により新陳代謝がよくなることで見た目にも若々しさを保つ効果が期待できます。

病気・ガン予防

ビタミンAにはのどや鼻の粘膜を健康に保つ働きがあるため、侵入してきた細菌などへの抵抗力を高めることができ風邪などの病気の予防に。またβカロテン・リコピンの高い抗酸化作用により、ガンの原因にもなるといわれている活性酸素の増えすぎを抑えることでガンの予防にも。

動物に与えるときの注意ポイント!

ドライスイカの種はハムスターなどの齧歯類には好んで食べる子もおり与えても問題ありませんが、犬などに与える際はあまり消化によくないので取り除いたほうが安心。
他にウサギなどの糖質が気になる動物には、ドライスイカの皮タイプがおすすめ。

最後に

様々な効果を持つスイカは生のままだと水分補給にはピッタリですが、逆に水分の取りすぎで下痢になってしまうことも。そんな時に水分を取りすぎることなく、スイカの栄養分をとれるドライスイカと使い分けて動物たちの健康に役立てれるといいですね。